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催眠療法への長い道のり② [ヒプノセラピー]

よくよく考えたら。ヒプノの歴史を語る前に、ヒプノセラピーについて語ったほうがよくね? とブログをUPしてから気付きました。これじゃタイトルに偽りありですよ。

無計画に物事を進めるからこうなるんだな、オレ。みなさんもこういう大人になっちゃいけませんよ。

さて。新天地を求めてフランスに渡ったメスメルですが、結局フランスでも同業者達の反感を買い、あえなくかの地を去ることとなりました。ですが、動物磁気説が完全に葬り去られたわけではありませんでした。

ドイツでは動物磁気の研究が盛んに行われていましたし、スイスで余生を過ごしていたメスメルの元には、各国の優秀な医師達が教えを乞いに訪れていました。

1815年、ポルトガル出身の僧ファリア師が、患者を言語暗示による人工的な睡眠状態にもって行くことに成功しました。

メスメリズムでは患者に触れるパス法や太鼓のリズムなどで患者を催眠状態に導いていましたが、ファリア師は患者に向かって「眠れ」と叫ぶと、患者はそのまま眠ってしまったといいます。

このことにより、ファリア師は動物磁気が引き起こすと考えられていた状態は、磁気を受ける側の想像の作用(=暗示)であるという見解を発表します。

しかしせっかくファリア師がこの見解を発表しても、依然メスメリズムは健在でした。とゆーか、みんなファリア師の見解が理解できなかったんじゃないかと思われます。

ファリア師自身も、暗示という心理システムに対して、漠然とした概念しか持っていなかったようですし・・・。

メスメルを追放したフランスでも再度メスメリズムが盛り返しましたが、トランスに入った被術者に未来予知をさせたり透視をさせたりと、オカルト的な様相を帯びる者もいたそうです。

一方で真面目にメスメリズムによる医学的な治療を研究する医師もたくさんいました。それがジョン・エリオットソンとジェームズ・エスデイルです。

ジョン・エリオットは1830年代後半、磁気麻酔による無痛手術大学病院で行いました。この時代、クロロホルムなどの麻酔薬はまだ開発されていませんでした。

この手術は非常に画期的なものでしたが、同僚の医師達は彼の行いを認めることなく、病院での磁気麻酔による治療を禁止しました。

同じ頃、ジェームズ・エスデイルもインドの病院でメスメリズムによる麻酔手術を行っています。

彼は3000回以上の無痛手術を行って数々の成功を収めました。それまであった50%の死亡率を5%程度に減らしたのです。

クロロホルムが誕生する前の手術がどういうものかと言いますと、戸板などに患者を縄で縛りつけ、そして患部をナイフで切り開くのだそうです。

どー考えてもこれは死ぬわ。痛みのあまりショック死しますよ。まさにエスデイル様様です。しかし彼の行為も医師仲間に認められず、帰国後、彼は裁判にかけられました。

45%減の死亡率とか、3000回以上の手術の成功等に眼を向けないあたり、パイオニアに対する男たちの嫉妬としか思えないんですけど?? どーなん???

さて、ここからはtokage家のヒストリーです。

第二次世界大戦中、tokageの大叔父が盲腸の手術を受けるました。当時、薬は戦地優先。大叔父は麻酔なしで手術を受けたそうですが・・・手術終了、大叔父が悲鳴を抑えるために口にくわえていた手ぬぐいはズタズタになっていたそうです。

この頃、催眠麻酔が使われていれば、大叔父がこんな痛い思いをしなくても済んだのにと思うと、めっちゃ恨めしい。

言語による暗示催眠状態をヒプノティズム(催眠)と名付けたのは、イギリスの外科医、ジェームズ・ブレイドです。

彼はアンチ・メスメリズム派だったのですが、メスメリズムの実演会で被験者が目を開けられなくなってしまったのを目の当たりにして、俄然メスメリズムに興味を持ち始めます。

彼は被験者が眼を開けていられなかったのは、一点をじっと見つめていたせいではないかと考えました。

そこで妻や友人を被験者にして、自ら実験してみることにしました。案の定、ふたりとも瓶の一点を見つめているうちに眠ってしまいました。これが現在でも誘導の時に使われている凝視法とよばれる方法です。

正確には二人ともトランス状態に入ったわけですが、この「眠り」の状態をブレイドは従来の「メスメリズム」という言葉ではなく、ギリシャ語で睡眠を意味する「ヒプノティズム」と名付けました。

ブレイドさんが暗示によるトランス状態を「ヒプノティズム(睡眠)」と名付けたことによって、催眠=睡眠のようなイメージを持たれることになってしまいましたが、かと言って、「タナトス(死)」と名付ける訳にもいくまいよ(爆)!

その後、ブレイドは眼の不自由な人を言語暗示によって催眠にかけ、凝視法のみが催眠誘導ではないことに気付きます。それ以降、催眠は言語暗示が主流となっていきます。

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